

2009-09-08 Tue 23:30
![]() 遅ればせながら『青い花-公式読本-』と『エロティクスf(エフ)~青い花トリビュート~』読みましたー\(^O^)/ いやぁその内容といったら、原作ファンはもちろんのこと、アニメから入った人にも十分なほどに『青い花」の世界をより深く知ることができるグレイトな内容でしたよ! 初版限定のしおりとかっ! ![]() あーちゃんでしたっ。ふみちゃんかの2択でしたが、封入される形になっていたので選べませんでした。いや、どっちもかわいいからいいんだけどねっ!ただふみちゃんとの構図を考えるとアニメのOPで二人で寝そべっているシーンを思わせるんですよなー。うーむ、ふみちゃんのしおりも欲しいッ! さてさて肝心の内容は見所を順に追って簡単にレビューしていきます。 ![]() ___ / \ / / \\ あれ?オレ、アニメと漫画の本買ったのに、、 / (●) (●) \ なんで現実のお姉ちゃんが載ってるの? | (__人__) | ___________ \ ` ⌒´ ,/ | | | __/ `ヽ | | | | | / ,. i | | | | | / / i | . | | | | | | ⌒ ーnnn | | |_|___________|  ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l二二l二二 _|_|__|_ と思ったら、万城目ふみ役の高部あいさんの「青い花」をイメージしたグラビアでした。 ふーむ、意外と雰囲気出てるけどメガネとっちゃダメなんじゃね?w ◇青い花 ベストシーンセレクション ![]() ![]() 第6話までのハイライトや印象に残るセリフをスクリーンショット的にまとめたもの。 こうしてみると、どのシーンも1枚の絵として成立するほどに隙のないつくりというか、絵になる構図が多いんですよなー。原作のふんわりした詩的なイメージをアニメでも完璧に再現できている、、これは第1話を見たときから感じていましたしね。 第3話のふみちゃんのカミングアウトとか完璧すぎてこっちが泣きそうになったしw ◇キャラ相関図 ![]() 公式だけあって素晴らしいまとめ。(←当たり前だ 全く、、、スレ住人が作ったと思わしきこの相関図はヒドイもんだったよw だいたいあってたけど(えー ◇キャラクターファイル ![]() ![]() 登場人物は演劇部の部長や川崎先輩までモブ子以外は全て網羅! しかし『青い花』はモブ子まで可愛いから困るんだよな、、w キャラを描くに当たってのキャラクターデザイナーの音地正行さんのコメントも注目。原作のイメージをここまで壊さずにアニメらしく表現してくれた音地さんは神! 松岡3人娘もしっかり載ってますぜ!ポンちゃん可愛すぎ(;´Д`)ハァハァ あとちょっと気になった点があるのですが、ふみちゃんの身長の件。 読み本によると171cmとのことですが、原作ではふみちゃんよりも背が高く描かれている杉本公理さんが170cmなのはミス? にしても杉本4姉妹のスペック高すぎだろ、、全員170cmオーバー、、姿子さんが32歳とかびっくりだよw ◇キャストインタビュー ![]() ![]() メインの4人(ふみ、あーちゃん、恭己、京子)が収録。 ふみ役の高部さんとか声優初挑戦なのによくやってますよな。よく作品を読み込めているように感じますし、カサヰ監督の起用は間違っていなかったです。 京子役、堀江由衣さんが志村先生の「どうにかなる日々」からのファンだったとはw あれ結構エロいのよ?w(山本直樹的に) 先生のファンだけあって原作独特のテンポ、行間を読むということがよくわかっているようでそれが京子の演技にもしっかり出てますよね。やっぱこの人は万能型だわ、、。 ◇スタッフインタビュー ここからは活字での構成になってますが非常に読み応えあり! もうホント、アニメに関わったスタッフ全員にスタンディングオベーション的な勢いでありがとうっ!と言いたいくらいによく考えて制作されていることが伺えますね。 ふみ役の高部あいさんの起用、音楽の使い方(主にアバンからOPに入る時)などカサヰ監督のこだわりや直感的な決断には驚かされるし、第1話が放送されたとき原作を読んでいた人がだれもがひっくり返ったあの衝撃のOP!w 原作者でもある志村先生とまだ会ったこともない人がなんであれだけ「青い花」を理解できているOPが作れるの?!w OPを一言で表した「あなたはあなたのままでいいという奇跡」。 これは歌詞と照らし合わせてみると、今後の展開・話の終着点(原作も含め)が分かってきそうな気がします。 ただ最後の二人が裸のシーンは原作者である志村先生は「やられたっ!」と思ったらしいですw ◇鼎談 カサヰケンイチ(監督)×高山文彦(シリーズ構成)×志村貴子(原作) これはお酒入っちゃってるのかテンション高けぇw ていうかカサヰ監督のイメージって『キミキス Pure Rouge』が最後だったんで、アニメ版の『青い花』は相当覚悟してました(えー もしかしたらふみちゃんにオリジナルの男キャラがくっつくとかそんな展開を!w しかしこの対談を読むとこの方の有能さというか、監督としての現場の仕切りかたやら、原作の再構成、切捨てと補完、、全てがよく考えられていてこだわって作っているんだなと感心しましたw 大体アニメ化の話が来たのが1巻が出た頃って、、どんだけ時間かけて作ってるんだと、、。(1巻は2006年1月発売) 能登さんの姿子役への起用の経緯とか面白かったな。 ◇コミックエッセイ 「アニメができるまで」By志村貴子 ![]() 巻末漫画もそうなんですが志村先生のテンションの上げ下げ具合が面白いw あと嬉し死に多すぎww 第1話を見たとき「泣いた」とBlogに書かれていたそうですが、羽海野チカ先生も一緒に見ていたらしく、その様子がまた面白いw なんか二人とも似たもの同士というか漫画のテンションがそのまま人格に出ているというか、、w (ちなみに『はちみつとクローバー』もカサヰ監督によってアニメ化されているという共通点も) アニメ制作現場とそれに奔走するU村女子の活躍などが事細かに描かれています。かなりページ数もあり! ◇対談(羽海野チカ、オノナツメ、松苗あけみ×志村貴子) 志村先生と縁のある3人の先生との各3時間にも及ぶ対談がぎっしり! その中から今『3月のライオン』連載中で話題の羽海野チカ先生との対談をピックアップ! ![]() 二人ともテンション最初から最後まで高すぎワロタww 脱線しまくって、島本和彦先生の『吼えろペン』について語り出したりとかw 「名作の条件は最終回であえてコケることだ!」とか「あえて寝る!」とか漫画家としてのバイブルだそうでw はたまた少年ジャンプ話での話の花の咲きようといったらw 『ジョジョ』第4部について熱く語ったかと思ったら、『スラムダンク』における井上雄彦先生のまんが力の考察とかめっさ読み応えアリ! 曰く、井上先生は17巻で画風については完成、ネームは5・7・5のリズムで進む、試合の流れを音で表現とか漫画家ならでは考察はなかなか興味深いですな。 あ、もちろん二人の作品を持ち合っての感想戦やら分析、アニメについてもぎっちり語られていますよ! ◇『青い花大辞典』 青い花にまつわるトリビア的な知識が総まとめ! あーちゃん「杉本先輩好き同盟なんて作らないでよ~?」 という2巻のセリフが第8刷以降<杉本先輩片想い同盟>に変わっているとかどんだけ細かいことまで載ってんの?w ◇扉絵コレクション ![]() どの扉絵もサブタイトルとイメージがピッタリで素晴らしいのですが、サブタイトル自体がモチーフ(出典)となる作品があって、扉絵もそれにならっているんですな。 近いうちに名作文学を志村先生が表紙や挿絵を手がけることになるんじゃないでしょうか? ◇青い花特別編描き下ろし「みんなの体育祭」 ![]() ___ / ⌒ ⌒\ / ( ○) (○)\ ポンちゃん主人公キター!! / ///(__人__)/// \ なにやら体育祭で学年合同リレーに | . `Y⌒y'´ | 選ばれたとか!? \ ゙ー ′ ,/ /⌒ヽ ー‐ ィヽ / rー'ゝ 〆ヽ どうなっちゃうんだー!? /,ノヾ ,> ヾ_ノ,| | ヽ〆 |´ | ![]() / ̄ ̄\<リレーに決まってるだろ、、jk、、。 / _ノ \ | u ( ●)(●) ____ . | (__人__) /::::::::: u\ おいおい!杉本先輩! | ` ⌒´ノ/ノ└ \,三_ノ\ ,∩__ みんな大好きポンちゃんに何かしたら . | /::::::⌒( ●)三(●)\ fつuu ただじゃおかねーぞ! . ヽ |:::::::::::::::::⌒(__人__)⌒ | | | ヽ \:::::::::: ` ⌒´ ,/ _ | | 一体ナニを頑張るんだよ!? /  ̄\ /⌒ .ヽ i 丿 | ヽ、 \/ /(⌒) ξ) ̄ ̄´ \ ./ / / | ![]() ____ /::::::::::::::::\ /::::::─三三─\ ちょっと!一体ナニする気なのっ!!? /:::::::: ( ○)三(○)\ |::::::::::::::::::::(__人__):::: | ________ \::::::::: |r┬-| ,/ .| | | ノ:::::::::::: `ー'´ \ | | | /::::::::::::::::::::: | | | |::::::::::::::::: l | | | ![]() / ̄ ̄\__ / _ノ ,ヽ\ \ | ( ●)(.●)ヽ、\ . | (__人__)(<)゚o\ <うえーん、ポンちゃんが汚されちゃったよぉ~。 | ` ⌒人__) | . ヽ .}⌒ ´ ./ (⌒) (⌒'― .ニ二 .イ .√ .ヽ ̄ ̄, -‐ i´ .| i ̄ . | .| | . | / ̄ ̄\ / \ <誤解を招く編集、レビューするなっ! | ノ( | . | ⌒ | 、 ____ , | | `/、,:/,';;}: ;\ / . | } \ /、,:',. -‐‐-、 ; ,\ ,. /┃・・ . ヽ } /` ;ヽ|:::: :: |ノ ,'\ ┣━ ━━┓・・ ヽニニニニノ 、_ ‐ ― | ',`冫|::::: :: : |イ'; 、| --┃ ┃ /::::::::::::::::::::: ̄`ーニニ==i=┬r===| ,. -―- 、|`;、'(⌒). ━━┛ ┃┃┃ ヽ:::::::::::::::::::::::ーt-.._:::::::::_,. -┴一″ ( ) /i ヽ ━┛ ヽ::::::::::::::::::::::::i  ̄ l___ノ // `ー,,-一' ノノ ヽ___i ※本編はちゃんとふみちゃんやあーちゃんらも出てきてポンちゃんがんばる!的なドタバタ劇です。 とまぁ見所全部書きたいところなんですがこの辺で「読み本」のレビューは終了です。(長すぎだ、、) いやぁグレイト、、、こりゃまさに必読に値する読み本ですよ。 さらにここから先は『エロティクスf ~青い花トリビューーート~』のレビューとなります。 本編のネタバレ(衝撃の展開!)がありますので折りたたみ先でどうぞ~(゚∀゚)~♪ |

2009-08-15 Sat 18:33
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/ \ / ─ ─ \ みなさんこんにちわ。万城目SIZです。 / (●) (●) \ いやー、酒井法子の覚せい剤所持による逮捕 | (__人__) | 騒動は驚きましたね。 \ ` ⌒´ ,/ /⌒ヽ ー‐ ィヽ 個人的にアイドル時代のあのキャラクターは反吐が出るほど / ,⊆ニ_ヽ、 | 嫌いだったのですが、顔は確かに完成されたアイドル / / r─--⊃、 | 面(ツラ)だったと思っていて嫌いではありませんでした。 | ヽ,.イ `二ニニうヽ. | ____ / \キリッ その完成されたアイドル像(女の子)としての酒井法子 / \ / \ を漫画的に捉え、作風に持ち込んでいた方がいました。 / (●) (●) \ お尻を描かせたら右に出るものはいないというあの人です! | (__人__) | ________ \ ` ⌒´ ,/ | | | ノ \ | | | /´ | | | | l | | | ![]() 『電影少女』(桂正和)第13巻 この巻の表紙のアイだけなぜか顔が酒井法子になってた件。 なんかのインタビュー(本人と対談?)か何かで相当なファンだと読んだ覚えがあるんですが、今、桂先生は何を思うのでしょうな、、、。 しかしこの作品は非常に思い出深い作品でして、自分の黒髪ロング+パッツン好きの最初期にあたる「神尾まい」がたまらなく好きでした。 ![]() またこの頃の先生の描く女の子髪の毛の質感がとてもグレイトでもうペロペロしたいくらい好きでした(←変態 神尾まいのキャラクターとしての魅力はこれだけにとどまりません。 ![]() 恥じらいながらの縞パンたくし上げ( ゚∀゚)o彡゜ ![]() 余裕の乳首券発行!ヽ(゚∀゚)ノ ![]() おしっこ娘!/(^O^)\ と今の自分の属性を作り上げたキャラといっても過言ではありません。(キリッ! 他にも当時のジャンプ恐るべし、、とでも言いたくなるようなきわどいカット満載! ![]() M字開脚(;´Д`)ハァハァ でも単行本ではM字開脚(別シーン)がなぜか構図の角度が修正されて泣いたことありました。 ![]() よー太邸にて初めての二人っきりの夜。 もえみ「、、、、こんなに、、、。恥ずかしいっ!><」 これを読んだ当時(中学生だったかな?)このシーンは意味不明だったのですが(笑)、今思うと、少年誌でこんなんやってたのはある意味凄い時代ですよなw / ̄ ̄\ <もっと本編語れよ、、、。 / \ ____ |::::: u | / \ ハァハァ . |:::::::::::u | / ::/::::\::: \ すいません、自分が語っちゃうと |:::::::::::::: u |/ <●>::::::<●> \ どうしても変態漫画になってしまいます。 . |:::::::::::::: } | /// (__人__)/// | . ヽ:::::::::::::: } \ ` ⌒´ _/ ですのでここらで辞めておきます。 ヽ:::::::::: ノ | \ /:::::::::::: く | | | | -―――――|:::::::::::::::: \-―┴┴―――――┴┴―― 「電影少女」はこの子以外にも魅力的な女の子キャラばかりで、尚且つ男性キャラ、特に友達の良さというのがよく出ていて、少年漫画というテーマには全然外れてない、素晴らしい群像劇だと思います。 最終巻は学校で授業中に読んで、半泣きになって鼻すすってたら先生に見つかって没収され、さらにその先生がハマって全巻単行本をそろえたという微笑ましい思い出がありますしな~w このアイ編も最高だったけど、14~15巻のレン編の方が実は好きだったw アイ編のエピローグ的な要素もあって集大成って感じがね。 今読んでも全く色あせることの無いラブコメの傑作『電影少女』、オススメです\(^O^)/ |

2009-07-20 Mon 05:06
![]() 『藤田和日郎魂』買ってきたー\(^O^)/ 個人的に少年漫画の神と崇める藤田先生の漫画家業20周年を記念して作られた、これまでの全作品を網羅、先生の漫画にかける想い、そして目玉として名作短編のOVA『からくりの君』がDVDで収録ともなれば脊髄反射でレジへ持っていくのは言うまでもありません、、、。 さて細かい内容なんですがまずは年代を追って、藤田先生の連載された作品のカラー原画を元に振り返っています。 まずは『うしおととら』。 ![]() ![]() 数あるカラー扉絵の中でこの二つが一番お気に入り(右のは扉絵じゃないけど)。 真由子ととらの関係がめっさ好きだったなぁ。終盤のとらの髪の毛をすいてあげるシーンは思い出しただけでも涙出そうになる(´;ω;`)ウッ そして右のシーンも白面との最終決戦『太陽に 命 とどくまで』編の最後にうしおととらが白面に向かって言い放った 『今、俺達は、、太陽と一緒に戦っている!』 を思い起こさせたぎり泣きしそうになるカットですな(´;ω;`)ブワッ 白面のモノのラスボスっぷりもハンパなかった。悪夢、絶望って言葉しか浮かばない終盤の展開(潮のことをみんな忘れたあたり。連載でまる1年も潮は一人で戦っていたってのがまた、、)~総力をあげての最終決戦は漫画史に残る名バトルですよなー。 連載当時、子どものころはなんか絵が真っ黒してて読みづらいって印象があって、流し読みしかしてなかったんですが(えー)、大人になってある時手にとって読んでみたらどんだけ泣かせるんだ!というくらいいろんな場面で涙を流し、自分の中で藤田先生が神になった作品でした。 大人になってから読むと尚深く楽しめるのも魅力ですな。 連載デビュー作にしてこれほどの1本スジの通ってキレイに終わった作品はなかなかないんじゃないでしょうか。 そして『うしおととら』をも越える大長編『からくりサーカス』! ![]() ![]() これをリアルタイムで読めた幸せといったら無かった。 章ごとに貼られた様々な伏線、膨大な登場人物と200年にも及ぶ自動人形としろがねの歴史に翻弄される勝と鳴海、そしてしろがね。それらが全て収束し、謎が解け、伏線が回収されていく様はもう鳥肌もんでしたね。 お気に入りのカットはルシールの最期と、フランシーヌの最期。 後述の藤田先生の信念にもありますが、とにかく死ぬときのキャラクターの顔が良すぎるんですよね~。確実に読者に何かを残してくれるというか。 週刊連載の時のカラーページの使い方があまりにも神がかり過ぎていたので未だにその号だけは取ってますw >>関連 ◇漫画・雑誌におけるカラーの意味 ![]() ![]() 各連載の合間に描かれていた短編のイメージカットも全て収録! さらにノベルの大御所・田中芳樹先生のカバーイラスト、挿絵なども網羅されてます! 銀河英雄伝説の絵を描かれているなんて知らなかった!w 「からくりサーカス」終了後、青年誌で短期集中連載された作品ももちろん収録。そして今現在連載中で当Blogでもおっかけている『月光条例』に繋がっていきます。 ![]() ![]() ![]() >>関連 ◇『邪眼は月輪に飛ぶ』(藤田和日郎) レビュー ◇『黒博物館 スプリンガルド』(藤田和日郎) レビュー 老人・鵜平が痺れるほどにカッコいい『邪眼は~』は特にオヌヌメ!! 中盤以降は藤田先生のロングインタビューが。 ![]() ていうかめっさ痩せてる!?w なんか凄い精悍な顔つきになられたなー。 少年漫画への信念みたいなものを力強く語られているインタビューは読んでいて頼もしいことこの上ありません。
子どもたちの心に直接響くような作品こそが少年漫画たる条件ですね。 「うしとら」は怒りにまかせて家出→「からくり」は旅→「月光条例」は家へ帰る(原点回帰=こどもが最初に読む絵本を題材) という先生自身が捕らえている作品の流れも興味深かった。『月光条例』は確かにコレまでよりも明快な感じだもんなー。これから幾多のドラマがあるでしょうが、もちろん最後は少年漫画らしく未来に溢れた結末でしょうな。 ![]() 藤田作品の魅力を徹底分析! これまでのどの作品にも通じる藤田イズムがこと細かく本人による解説つきで分析! 過剰な演出、登場人物たちに立ちはだかる様々な壁、脇役にも深い人生を持たせた重厚なストーリー、「こうなってほしい!」を決して裏切らない展開、、、藤田作品にはどれも藤田先生ならば!藤田先生だからこそ!というような演出やメッセージ性があるからこそ安心して読めますよね。改めて分析を見てよく理解できた。 ていうか藤田先生のキャラクターの死に関する信念みたいなものが明快すぎて逆に清清しいw
一様に退場者は笑顔であるってのがまた心に残るものがあっていいですよなー、、。生き切った感のある死に方が上手すぎる。 ![]() 漫画技法ではペン入れ、原稿の描き方、演出ノート、伏線の貼り方などが解説。 絶望する鳴海の表情が指にインクをつけて描き殴ったものだったなんて知らなかったw とにかく妥協を許さないペンいれと修正は原稿を擦り切らせてしまうこともあったとか(うしとらの最終決戦あたり)。 原稿をカッターで切って効率化を図るとかもびっくりだw(全部完成したとにまたテープで止める) ![]() 藤田和日郎先生へ様々な同業の方からのメッセージが。 あさりよしとお・荒川弘・安西信行・井上和郎・小畑健・河合克敏・久米田康治・島本和彦・曽田正人・高橋留美子・田中芳樹・村枝賢一・和月伸宏(敬称略) すごい豪華ですな、、。 久米田先生のアレってのは一体なんなんだろう?気になるw そして島本先生のメッセージがいつもの調子でワロタww そしてこの画集だけに書き下ろされたコラボ漫画! ![]() 月光条例特別編! ![]() ![]() 藤田先生の作品が月打されて、うしおととらや鳴海、しろがねたちが月光の世界へ殴りこんできますw ノリは凄い軽いのでゲラゲラ笑って読めますよw そして目玉とも言える特典がOVA『からくりの君』がDVD化されたもの!! ![]() ![]() これがとんでもないクオリティでびっくりした。 10年前とは思えないほどのキャラクターの動き。作画の丁寧さ。藤田作品ってアニメ化しづらそうな印象があったのですが、ここまで忠実に再現されているとは思いもしませんでした・ 蘭菊(CV:矢島晶子)の危うい美しさといい、弥三郎(CV:若本規夫)の飄々としながらも決めるところは決めるかっこよさ、からくり人形達のダイナミックな動き、キャラは違えど「からくりサーカス」をアニメ化したらこうなるんだろうなと。 あらすじは
という幕開け。短編集「夜の歌」に収録されているものなんですが、ぶっちゃけ内容忘れてましたw見ていくうちに思い出す感じで楽しみました。 見所はバトルシーンなのは当然のところ。 からくり武者たちを蘭菊が手足を駆使して操る姿とか素晴らしい! また弥三郎の空中戦、大立ち回りもスピード感あって迫力十分! 水浴びシーンではおっぱいも出てきますw 藤田先生の漫画におけるおっぱいはかなり「がっかりおっぱい」の部類になりますが、アニメ版はなかなかのもの(←偉そうに言うな! そして藤田作品たる由縁の見所はやはり狂気に満ちた悪の存在。 「自動人形」を動かすバネなどの部品に子どもの生皮を使うという、今アニメ化したらたぶんアウトなマジキチな設定w 冒頭の血の海や血しぶき、何かを除く目が何なのか、初見ではさっぱり?でしょうが、中盤以降「自動人形」の謎が明らかになるシーンはかなり衝撃的ですな。このあたりの「目」の表現が狂気じみてて藤田先生らしかった。 ![]() そして終盤、仇討ち(という名の○○)に城に真っ向から侵入する蘭菊と弥三郎。 次々と壊れていく自分のからくり人形と裏腹に笑みがこぼれる蘭菊、、そしてまさかの、、、。 なんだかんだで狩又の将軍までたどり着いてからの月夜をバックに戦う決戦はめっさたぎります!( ゚∀゚)o彡゜ そしてここまで蘭菊の影に隠れていた弥三郎が本領発揮! 最後の一撃に使った弥三郎の一手は!? と引っ張っておいてなんですが、最後はちゃんとハッピーエンドですw(当たり前だw) 最初のシーンとこの最後のシーンのリンクは演出的に見て上手くまとめているなーと感心。 ホント、10年前のものとは思えない素晴らしい40分間でした^^ エンドロールを見ていると製作に関わった人数がハンパなかった。最近よく目にする人は自分の知識じゃわからなかったけど、多分有名な人いると思います。 「藤田和日郎魂」、、これは藤田ファンには当然マストかつ聖典となりうる充実な内容でしたが、、 この『からくりの君』というOVA作品だけで3,990円の価値は十二分にあります! 古きよき昭和の香りがするアニメを存分に堪能できるので、今のアニメファンにも是非オススメしたいです!そして熱い少年漫画を読みたい大人の方にも是非、藤田作品に触れて欲しいです!\(^O^)/ ※追記 藤田先生のお気に入りのバンドにNightwishやDIZZY MYZZ LIZZYがあってニヤリ。 やっぱ藤田神はメタルだったぜ、、、。 |


2009-06-24 Wed 23:28
![]() 『季刊エス 2009年夏号 ~百合の薫り~』を買ってきた\(^O^)/ これまであるのは知っていて、友人が持っているのをパラパラ読んだことはあったんですが、当時の自分にはちょっとディープに感じて、あんまりアンテナが反応しなかったんです。 しかし本屋さんでふと目に入った大きな雑誌、、、いや、マジでかいw ![]() これくらい。(比較対象:同日買った「ツモッ子どうぶつの森」) もっと言うなら週刊誌をあと二回り大きくしたくらいのデカさw そして何にアンテナが反応したかというと表紙にあるように「百合の薫り」、、そう百合特集だったからですっ! そしてその収録されている百合漫画作家陣がすごいのなんのっ! 「青い花」 志村貴子 「乙女ケーキ」 タカハシマコ 「ささめきこと」 いけだたかし 「まんがの作り方」 平尾アウリ まさに今の百合シーンを代表する作家さんばかり!(個人的には「GIRL FRIEND」の森永みるく先生も欲しかった!) こりゃ買わずにはいられん!とすでに意識を取り戻したときは清算すませていたんだぜ、、、。 てなわけでそんな百合特集の中身をチラッとご紹介。 まずは7月よりアニメ放送開始の今、最も綺麗な百合を咲かせようとしている『青い花』の志村貴子先生インタビュー。 ![]() 既刊分の1~4巻までをキャラクターに焦点を当てつつ振り返り、場面場面のセリフや演出を本人により解説。非常に読み応えあります! また志村先生の漫画全般的に言える魅力のひとつでもある「普通のことが普通に流れていく」感覚の解説も面白かった。 物語の本筋でない部分のやり取りなどがコマのあちこちで交わされてて、とてもにぎやかな雰囲気が伝わったりしてほっこりできるシーンが多いんですよね~。そういった「普通」があるからこそ本筋のテーマも引き立っているような気がします。 考えてみたら要点だけでどんどん話が進んでいく漫画はつまらないかもしれないなw ![]() あと生(?)原稿を元にクローズアップされた演出の解説など。いろんな意味が線やトーンに込められているんですね~。 >>関連 ◇『青い花』 (志村貴子) 3巻レビュー ていうか4巻のレビュー結局出来てないし、、、。アニメ放送前に「青い花」についての魅力みたいなのを語りたいなぁ、、。 続いては乙女心を繊細なタッチで表現する『乙女ケーキ』タカハシマコ先生 ![]() 収録作品の解説他、原稿完成までの流れなどがみっしり。 特に傑作「タイガーリリー」にまつわるタカハシ先生の旅行先でのエピソードは非常に興味深い。 年を重ね、たとえ憶えていなくても「ただ触れ合った事実」が永遠だというロマンチシズムは理想的な救いようの無いものっていう解説は納得。 >>関連 ◇『乙女ケーキ』(タカハシマコ)レビュー お次は学園ものコメディと百合のバランスが絶妙すぎるこれまたアニメ化決定している大注目作『ささめきこと』のいけだたかし先生! ![]() ![]() 主に作品を作るに当たっての方針や手法について語られています。 「ささめきこと」の一番の特徴を本人がピシャリと説明されてました。 「百合漫画」を百合漫画然として描くんじゃなくて、開口は広げた方が良い気がしてます。 だから入り口は楽しい学園漫画で、中はガッツリ(百合漫画)という(笑) そう、これが「ささめきこと」の百合漫画入門としては最適な1冊になり得る最大の魅力なんですよなー。 あと表紙に関するいけだ先生の意図に関してもちょっと解説されててたぎりました( ゚∀゚)o彡゜ >>過去記事 ◇『ささめきこと』(いけだたかし)の表紙における心の距離について考えてみる。 4巻までは村雨さんが主人公だったけど、5巻からは風間さんが主人公になり、それが表紙にも現れるとのこと!ただし口からでまかせの可能性もあり(本人談)w またコマ割についての解説も。本人曰く 「話ありきで絵を考えるので、ちゃんとフレームで切った絵でないと頭に浮かんでこない。だからよくあるコマをバーンとぶち抜いて女の子がポーズをとって、、、という絵を描こうとしてもその後、どうコマを繋げていったらいいかわかんない。」 だとか。たしかにコマ割されたキャラクターの表情の変化とか秀逸でしたもんなー(3巻だったか、風間さんが自分の気持ちに気づいたシーンとか) >>関連 ◇ささめきこと いけだたかしのページめくりの意識の高さを表すコマ割りの解説(記事元:karimikarimi様) 最後は少女漫画家同士の異色の百合作品『まんがの作り方』の平尾アウリ先生 ![]() 先生の手書きによるQ&Aが可愛すぎる件(;´Д`)ハァハァ(そこか いろんなところに女の子らしさや気遣い、日常のリアルさを不自然でないように織り込んでいる苦労がわかります。 ![]() また先生のタッチの特徴でもある少女漫画然とした表情の作り方を原画を使って解説されてたりも。あの綺麗で繊細な表情をホワイトを駆使して作り上げているのがよくわかります(画像じゃわかりずらいけど) とまぁ主に百合漫画家さんの特集はこんな感じでした。 今年の夏から始まるアニメ「青い花」を皮切りに百合の嵐が吹きすさぶことを予感させる「作品」の魅力を多いに知ることができる1冊でした!\(^O^)/ ![]() 先日購入した吉富先生の「熱帯少女」といい、倉田先生の「リンケージ」といい、もうすでに自分の中では百合ストームフェア実施中なんですがねっ!(゚д゚) こちらについても時間が取れ次第記事にするつもりです。 ホント、「熱帯少女」は久々に衝撃受けたわ、、、。百合のイメージを一変させてしまう力があるかもしれない、、。 ![]() ちなみに他にも「百合」特集の一環として、サブカル方面からの考察やら、レズビアン・バイセクシャルからみた「百合」の世界など「エス」らしい記事があったり。 ![]() ![]() アニメ方面では「とらドラ!」のハイライトシーンの演出(主に作画)やキャラごとの名シーンについての解説がこれでもかと載ってます。 自分はアニメは結局見てないのですが話題になっていたので、いろんなサイト様のレビュー読みました。 作画監督本人による解説が載っているので、それらのシーンの本当の意味がよくわかります。 特に第16話「踏み出す一歩」の大河とすみれの大喧嘩シーン。 「ここだけは作画で見せなければいけない。」 「この人たちの真剣さをどこまで出せるか。」 「キャラ表にとらわれないでそのシーンに合っているんだと思ったら、思ったように描く」 たしかに作画で何かを訴える部分はありますよな。先日の「けいおん!」のライブシーンもあの作画だったからこそ伝わってきた何かがあったわけで。 他にもアニメでは「夏のあらし!」「ぱにぽにだっしゅ!」ら新房祭りが開催されているようです^^ ![]() okama先生のキャラメイキングコーナーとか。この人の独特なPOP感と色彩感覚が垣間見えます。 お題「百合」から作られていく様々なキャラ、、、『クロスロード』でそのセンスはいかんなく発揮されてますな。 ![]() 夏 8月1日から公開予定の細田守監督の『サマーウォーズ』の特集も。 うーん、、『季刊エス』、、、グレイトっ!! |

2009-05-13 Wed 21:30
![]() 月刊少年サンデー、通称『ゲッサン』読んだよーっ!\(^O^)/ 普段は雑誌は買わずに単行本で済ます自分ですが「あずまんが大王」に釣られて買っちゃいましたよとw ![]() 創刊号には「あだち充 コミックエッセイ全集」「愛と勇気のミニ読切集」の2冊がついてきます。 あだち先生の時間の流れ、空気感はエッセイになっても変わらず。もはや伝統芸と読んでも過言ではないですなw 本誌執筆陣による雑誌のカラーでもある「愛と勇気」をテーマにした読切集。これもなかなか読みどころありましたが、モリタイシ先生の飲み会のメンバーがスゴすぎるw ![]() これはぜひ詳細なレポを読みたかったけど、先生本人が幹事だったため大先生同士の会話が聞けなかったようです^^; 藤田和日郎先生の名前の辞書登録を今度から「かずひろ」じゃなくて「わびろう」にしておこうw ![]() ![]() 「あずまんが大王」7年ぶりにキマシタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!! 今のあずまきよひこ先生の緻密なまでの描きこみによって再び甦った5人の姿、、、全てが懐かしく思わず顔がにやけてしまうw 新装版の情報も詳しいところまで判明。 第1巻が6/11、第2巻が7/17、第3巻が8月中旬と全3巻、年次で再構成され、さらに「ゲッサン」で短期集中連載される全3回を各巻に収録とのこと! 書かれているようにホント、何回も読んでボロボロになって、面白いからと友人、知人にすすめ、職場に置いてたらハンバーグ弁当のシミ(デミソース)やタルタルソースがべっちゃりついて泣く泣く手放してた自分にとってこの新装版は買うのは当然ですよ!w しかもサイズは他の漫画と本棚に収まりやすいB6判とのことなのでコンパクトになったみたいです。 まぁ自分の本棚には「きららゾーン」があるので従来のサイズでも良かったんですがね^^ さて今回は1年生の補習編として前後編の2部構成!すいません、正直4ページくらいのホントのおまけ程度のものと思ってましたけど、かなりページ数ありました。嬉しいっ! ![]() ![]() 扉絵で大阪が真ん中にいたようにまさに大阪のアホ時空が展開! タイムマシン発明のヒントとか、つぶった目の中に見える赤い点とかホントこの子の目の付け所は今のどの漫画のキャラクターにも追いつかれて無い孤高の存在ですわw ![]() 暦のお腹!( ゚∀゚)o彡゜ ![]() 4コマ界元祖バカ健在!とも!( ゚∀゚)o彡゜ ![]() とってもクールな怖がり屋さん、榊さん!(;´Д`)ハァハァ と、他のキャラの魅力も満載でした! あれっ!?ちよちゃんは!?(゚д゚) 考えてみたらちよちゃんはあんまり表に出てこなかったかも。 いやぁ、何年経っても面白い「あずまんが大王」。彼女たちの日常をまた見れる日が来るとは、、長生きはするもんですわ、、(えー 改めて見てみると、あずまきよひこ先生はこの4コマでも「よつばと!」並みの緻密な描きこみをされててますね。制服のしわとか影のつけ方が細かすぎて、デフォルメでない等身大でいつもの日常を描いてるまさに2009年度版「あずまんが大王」!楽しませてもらいました!\(^O^)/ 次回は神楽が出るのか~楽しみだぜっ!(主に水着的な意味で(← で、「ゲッサン」は終わりかなと思ったら他の漫画も実に面白かった! 執筆陣はあまり目を通してなかったからってのもありますが、「アオイホノオ」とか漫画の中であだち充先生を ![]() ![]() とか評してますが、そのあだち充先生がこの「ゲッサン」の顔として新連載してるのに挑戦的すぎるww あいかわらずギリギリだぜ、、、島本先生w まぁその「いつもどおり」「まぁまぁ」なあだち先生の「QあんどA」も安定して楽しめそうだし、 水滸伝をモチーフにした「月の蛇」、 シグルイ的新撰組「アサギロ」、 少年誌なのにモザイク処理がいきなり出たメキシカン女子プロレスラブコメ(?)「ここが噂のエル・パラシオ」、 一切セリフがない伝説のスーパー幼女教師「イボンヌと遊ぼう」、 そしてサンデー随一のラブコメ作家で「いでじゅう!」「RANGEMAN」のモリタイシ先生の新作「まねこい」、 無軌道ギャグ炸裂な杉本ペロ先生の「権力の犬 ポリスワン!」 恥ずかしながらまだ未読である「ビーチスターズ」の続編「ザ・ビーチスターズ」のビーチバレーシーンの圧倒的なスピード感と迫力に感動!(前作の「ビーチスターズ」買っておこう!) とサラッと読んだだけでもかなり目に止まる作品が多かったですね。 活字モノも2本収録(ひとつは伊藤潤二氏の挿絵入りのホラーもの!)されてたりと謎な方向性も見えますが(笑)、これからも注目の雑誌になることには間違いなさそうです\(^O^)/ ■おまけ 大阪の変遷 ![]() やっぱり原作後期とアニメのイメージが一番近いからかパッと思い浮かぶ大阪の顔はアニメの大阪かも。 にしても初期のころは成年コミック時代の名残がありすぎるなw よし、久々にDVD引っ張り出してを見てみよう!眠れないときにみればあっというまに眠れる睡眠導入アニメw あの時間の流れ方、間をTVアニメで表現しきったスタッフすげぇわ。 |

2008-07-22 Tue 17:46
コミックLOの表紙などでおなじみのたかみち先生の初漫画作品が掲載されているということで月刊ヤングキング9月号買ってきた!\(^O^)/
![]() 載ってる気配がしねぇwwww これは一体どういった層を狙っての掲載なんでしょうか?wしかしその表紙にはたしかに 永久保存のフルカラーコミック たかみち「ゆるゆる」 と小さく載っております(^ω^;) 巻頭カラーと書いてありますが、実際は巻中カラーです。 ![]() ![]() 動く・しゃべるたかみち絵にちょっと興奮(*゚∀゚)=3 夏の日差しを存分に感じさせる明暗が印象的な「たかみち塗り」もしっかり出てますなー。青空から照りつける太陽の光が本当にまぶしく、それが落とす影がキャラクターたちにあり、空気感が良くわかります。 ストーリーはラーメンの名店を求めて来た3人の女の子が開店時間まで海でキャッキャッウフフして、、といった感じ。ホントにタイトル通りゆるゆる日常w たかみち先生の描かれる黒髪の女の子と、「ゆるゆる日常」というジャンル(?)が組み合わさるとなればそりゃーもう最強なわけで。 どこか「よつばと」のような雰囲気も感じさせる日常とオチにはノスタルジックを感じさせます。 ただ残念なのが隔月連載でしかも4ページしかないという点。こりゃ単行本になるのは相当先になりそうなので、保存しておくしかないようです。いい具合に雑誌のど真ん中に掲載されているので綺麗にこのページだけはがせますしねw モノクロじゃたかみち先生の持ち味が存分に発揮できないかもしれませんが、8ページくらいでの連載とかやってくれたら嬉しいなぁ。 あとは掲載誌が、、w ほとんど雑誌は買わないのですが、ヤングキングとか初めて手に取りました。他の作品を読んでみると「ゆるゆる」は明らかに浮いてるんですよね~。妥当な線でいけば「電撃大王」あたりでしょうが、そこはまた同じジャンルがひしめく激戦区だし。鳴子ハナハル先生と同じ雑誌に載ったりするだけで売り上げがさらに伸びそうなんですがねw(そしたらすんごい贅沢な雑誌になるな) けどあえてエロ雑誌(コミメガとか)に載せるってのもありだったとは思います。エロ雑誌においてエロ無し漫画って結構いい作品多かったりしましたしね。 次回は11月号に掲載予定らしいです\(^O^)/ >>関連 ◇たかみち先生の描く少女のノスタルジィ(記事元:たまごまごごはん様) |

2008-05-06 Tue 22:39
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