
2010-01-02 Sat 18:09
なんだかんだで安定して楽しんできたこの作品も最後。
百合作品としては前期の神作品「青い花」とはまた一味違ったもので、言ってはいけない「ささめく」べきことをずっと貫ききった作品でしたね。 友情以上告白未満の物語はどういう結末を見たのか?『ささめきこと』最終話! ![]() 前回のオリジナル回での前フリ通り、純夏が二泊三日で田舎の実家に帰って汐とちょっとお別れ、という話。原作2巻の最後のエピソードですな、いいチョイスだ! 純夏「(着いたら)また夜かけるから」 この一言が二人を遠く引き離してしまうとは、、 で、純夏は田舎の実家に着くと、、 スポポポポーン!!! 。 。。 。 。 。゜。 ゚ /// / ( Д ) 家が火事で半焼してました。どうやら祖父と祖母は祭りの準備で留守にしていて無事だったようだけど、修繕が済むまでは山奥の寺で寝泊りすることに。 当然、携帯のアンテナが届くはずもなく圏外。連絡が出来ない純夏、そして連絡が来るのを待っている汐。 翌日。 汐の携帯にはメールも着信もなし。 山を降りて連絡しようと思っていた純夏。そこに地元の空手の道場のちびっ子たちがわらわらと寺に集まってきた。 純夏が好きなのバレバレなちびっ子・テル、この子が今回の汐と純夏を離れ離れにしてしまう原因になるとは、、、 テルもだけどこの空手やってる女の子・清香(さやか)も純夏の親戚なのかな? 純夏は挨拶もそこそこに早速山を降りて汐に電話をしにいこうとしたら、、、親父と兄貴らが住職らと呑みすぎて二日酔いでちびっ子たちに稽古をつけれず、代稽古を純夏に頼んできた。 なんつーか、ホントつかえねーな!この道場の師範代たちはw 汐は家事をこなす間も携帯をチラ見。やっと連絡キタ!!と思って見ると 空気を読まないキョリちゃんからのメールだったw さすがキョリちゃんだぜ! 純夏はちびっ子たちのお守りで川で水遊びに。山を降りても携帯のアンテナは圏外、、。いよいよ持って二人の間にあせりにも似た不安な感情が沸き起こってきた、、(ざわ、、ざわ、、、 清香は典型的な都会に憧れる田舎の女の子って感じだな。微笑ましい。 そして純夏の前で思いっきり場違いにおしゃれな水着を着てみせるあたり、純夏のことを好きというか憧れが出ているのかな? でも当の純夏は清香じゃなくて携帯ばっかり見てて、清香はちょっと残念そう。 清香「携帯ばっかり見とるね。誰かに用あるの?その、、、好きな人とか、、。」 テル「純夏ー!ほらほら!新記録に挑戦だぁー!!ってうわぁ!?」 もうかまってオーラ全開だったテルが純夏を振り向かせよう、いいとこ見せようと高い木の上から飛び込もうとして登っていたら、その木が折れてテルは川へ落下。 純夏は救出に飛び込む!携帯をポケットに入れたままで!! 汐はさすがに不安が大きくなってきたのか、お兄さんに何か事故のニュースが無いか聞いたり。 お兄さん「汐から(電話)かけてみればいいじゃない」 汐「ダメ!すみちゃんからかけてくるって言ったんだから!」 拗ねる汐がかわいいのうw 汐はいてもたってもいられず図書館へ。 お兄さん「、、、なんだか恋人からの電話を待っているようだなぁ、、。」 お兄さん(織野真沙香)の新作のネタが決まったようですw しかし、当の汐は連絡が取れない純夏の安否が気になり、道端の事故現場の花を見てさらにその不安が大きくなってしまう。 ![]() 純夏の携帯は水に濡れてご臨終、、、ついに汐との連絡が不可能に、、? とそこで叔父さんの家の固定電話で汐の携帯に電話するも、汐は知らない番号からだと着信拒否w 汐の家の方に電話をかけようとするも、携帯頼みだった電話番号を覚えているはずもなくw 自分のせいで携帯をダメにしてしまったテルは反省しているっぽい。 「タダでもらったような安い携帯だからいいよ」という純夏の表情は、そういうこととは別に汐との連絡が取れなくなった諦めも含まれているようにみえてちょっと痛々しいですな、、(´・ω・`) そして家族でお墓参りにいく純夏。 連絡はとれなくなったけど、汐は夏休みの課題や、アケミが載ってるファッション誌とか見て特に自分のことは気にしないでやってるかも、、と純夏。 純夏「たった一言なんだけどな、、、たった一言が、、あの子に伝えられなくて、、。話したいなぁ、、声が聞きたいなぁ、、。」 ぬはーっ!このセリフのタメ具合最高っしょ!( ゚∀゚)=3 この「たった一言」には「着いたよ」の他にもちろん「好きだよ」も含まれているはず。だからこそこのタメの効いた独白にはゾクゾクッ!と来ましたよ。 そして汐は純夏のことを気にしてないなんてことがあるはずもなく、課題をやりにきた図書館でも上の空で、純夏への想いは募るばかり。 純夏は墓参りのあとにそのまま地元の夏祭りへ。テルは純夏の携帯をダメにした罰として純夏の火事にあった家の後片付けを。純夏の携帯は家におきっぱなしにされていて、、、、電源が復活していた! 心ここにあらずで汐のことを想う純夏、そしてついに自ら電話をかける汐。 OPが挿入歌としてキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! 離れ離れになり時間が経てばたつほど、気づけば純夏は汐を、汐は純夏のことを想う。 高校生活のまだ半年だけど、楽しかった二人の思い出を同じ時に思い浮かべ、OPの曲がそのシーンを静かに盛り上げる、、神演出すぎて泣けてきた(´;ω;`)ウッ OPが無かった時点で予想はしてたけど。 そしてテルが純夏の携帯に着信が入っていることに気づき、携帯を持って純夏の元へ走る!最後くらい男みせろ、テル!w OPの曲が終わるのと同時に、第1話のあの手繋ぎシーン。 二人の「会いたい」「声が聞きたい」という想いがついに携帯電話を通して繋がった瞬間。 わかりやすいながらもいい演出だなぁ。 純夏「ご、ごめんね!昨日は、、いろいろあって!あの、、、、風間?聞こえる、、?私の声。」 汐「、、、、、うん。よく、、、聞こえるよ^^」 後日の純夏と汐の様子を見る限り、汐は特に純夏のことが自分にとってどれほど大きい存在になっているかが伝わってきますな。 ![]() ____、′ 、 ’、 ′ / \ . ’ ’、 / ─ ─\ 、′・” ”; ” ’、 / (●) (●) \ ’、′・ ’、.・”; ” ’、 | (__人__) ’、′ ’、 (;;ノ;; (′‘ ・. ’、′”; \ ` ⌒´ ’、′・ ( (´;^`⌒)∴⌒`.・ ” ; ’、′ ノ 、 ’、 ’・ 、´⌒,;y':::::::::;;;;;ノ、"'人 ヽ / 〃 、(⌒ ;;;:;´'从 ;' ;:;;) ;⌒ ;; :) )、 ヽ ( ヽ、 ,.γ ー( ´;`ヾ,;⌒)´ 从⌒ ;) `⌒ )⌒:`.・ ヽ | ヽ γ⌒ヽ)ニ`:::、 ノ ...;:;_) ...::ノ ソ ...::ノ ____ / \ / ─ ─ \ <なんという天使。 / (●) (●) .\ これはもう結婚ENDでも良かったかもな、、 | U (__人__) | \ ` ⌒´ ,/ ノ \ 糸冬 潔いほどの未完エンドでしたけど(笑)、まぁ1クールでまとめるならベストなところで終わりましたな! 「青い花」もそうだったけど、百合モノの結末ってのはこういう大事なものに気づいたっていう終わり方が一般的には受け入れやすいでしょうね。 ただこの「ささめきこと」も「青い花」もここからが本当の地獄だぜぇ、、!というくらい切ない展開が満載なんで、アニメから入ったかたには是非原作を手にとって欲しいです。 それにしても最終話の間の取り方、音楽、演出は百合アニメのお手本ともいうべき素晴らしいモノでした。 二人の想いが募っていく様子が痛いほど伝わってくるすれ違いの連続、、徐々に二人の想いが近づき、そして手繋ぎシーンから携帯が繋がるまでの流れ、二人の表情の晴れやかさによるこれ以上ない〆に大満足でしたわ。 顔の向きがけっこう重点的に描写されているようにも感じたなぁ。 何はともあれ平均してクオリティの高い作品でした。ただホント、ここからが本番というところで終わってしまったんで、物語性としてはちょっとインパクトにかけたかなぁというのがもったいないところ。 というわけで採点は 80点!!(100点満点中) 2期を希望したいところだけどDVDは売れなさそうだなぁ(;´Д`) さすがの自分もちょっと見送り予定なんで、、。 原作の販促アニメと捉えたほうがいいかもね^^; スポンサーサイト
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