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2008-05-28 Wed 05:55
![]() 6歳児との生活は何かと大変!でも、犠牲とかとちょっと違うような、、、そんな気持ちになりつつあるダイキチ31歳の春(帯より) ホントの親ではないけれど、一緒に暮らし始めてから1年半経ったりんと大吉の奇妙な関係。 些細なことでも大騒ぎしてしまう大吉は、他の家族の形や、親の考え方にふれて、、。 世の若い夫婦や、これからを考える成人男性、女性にはぜひ読んで貰いたい一冊『うさぎドロップ』。 第4巻、レビュー~^^
ダイキチのいとこの春子が娘「麗奈」と一緒にやってきた。手に大きな荷物を持って、、これはまさか、、(^ω^;)
りんは麗奈と遊びたがってたから大喜び!ダイキチが恐る恐るたずねてきた理由を聞くと、、 ![]() :(;゙゚'ω゚'):ヒィッ やっぱり夫婦喧嘩じゃなくとも何かあったようだ。 ![]() 嫁として他の家族と同居するなか、がんばっても夫に見てもらえなく、気持ちを閉じ込めたまま過ごしてきた春子。 ![]() 自分の気持ちを押し殺してまで生活する、そんな春子を見て「結婚」「親」ってなんだろう?と疑問を持つようになる。 これが今巻の最大のテーマな気がします。 ![]() 数日たって、一人で考える時間をもって春子は悟る。 結局のところ、春子は麗奈以外の嫁ぎ先の家族は他人であって「二人家族」。離婚しようとも考えるけど、それにたどりつくまでの労力や先のことも考えると今のままでいる、我慢して我慢して何にも感じないようにしていれば多少のことはやり過ごせる。これが唯一の麗奈を守れる方法だと考えた春子。 ![]() そういうことを続けるうちに図太くなり、いわゆる「おばさん」っぽくなっていくことを思っての春子の一言 「あたしはできることならずっと女の子でいたかったなぁ、、。」 「いつまでもかわいいものやきれいなものに囲まれて、、別に強くなんてなりたくなかった、、。」 世の若いお母さんたちのつらさを身にしみて考えさせられる名言だなぁ(´;ω;`) そんなこんなで春子家出事件は終了。 ![]() 子どものインフルエンザのお話。 授業参観の時に働く親たちの本音を聞いてしまったダイキチと二谷さん(コウキママ)。子どもがインフルエンザにかかると治ったあとも2日間さらに学校を休ませなければいけないから、仕事も休まないといけない、そうすると職場内でまわりの視線が痛かったりしてぶっちゃけ元気な子どもを学校にやって何が悪いのか、他の子にうつったってわかりはしないという。 二谷さんは仕事のことでは理解をしめしつつ、冬は毎日がハラハラしっぱなしだという。 シングルマザーの家庭で仕事を休むっていうことは大変なことだと思い知らされるエピソードです。 しかしそんなことも知らずにコウキとりんときたら、、w真冬にその格好はねーよw ![]() と、そんな話題を話しているそのときにりんの様子が変に!? 二谷さん「りんちゃん多分熱があります、、。もしかしたらちょっと高くなるかも、、。」 ていうかりん可愛すぎだろ、、、いつも薄い顔っていうダイキチの表現がちょっと面白かったw ![]() 結局インフルエンザではなくて胃腸性の風邪でなんとか数日でりんは元気に。 ダイキチの方がはるかに病んでいる件w 「入れ替わりの薬ってありませんかね?」とかいうダイキチ。 親ならば子どもの苦みを代わりに受けたくなるっていうからこういった言葉が自然にでるようになるってことははすっかりりんの父親ですね。 ![]() 30歳を越えるとね、、20代のころ当たり前だったことがそうじゃなくなるんだよ、、( ´Д⊂ ご飯を食べる量とか全く変えてないのに体重増えたりするから大変なのよ、、毎日体重計にのって管理しないとすぐに逆三角形→長方形→台形にまっしぐら!w わかる!わかりすぎるくらいにわかる!w仕事柄運動は欠かさないから台形にはなりませんが、明らかに長方形になりつつある今日この頃な自分、、(ノ∀`) ![]() りんが友達と集まってなわとび大会の練習をしたときに他のお父さん、お母さんたちを見てダイキチは、自分が20代のころは自分の為にだけ時間をつかってたのに、そんな自分の時間を持たずに数年間単位で耐えてきて凄いと子育てのつらさを実感したようだけど、、 ![]() 「えー私は全然^^」 「僕も^^」 「僕も^^」 !? その理由は、、 ![]() 実家に帰ったときにダイキチの妹が結婚することがわかったんですが、この結婚を前に控えて、子どもを欲しがる旦那がうざい!ていうか子ども嫌いだし!、何より自分の時間をもてないことに不安を覚えてるようで、、 これは立派なDQN親の誕生の予感、、w そこでさっきの理由が明らかに。(ダイキチが回想する) ![]() 二谷さん「子どもとの時間も自分の時間なので、、大事な、、。」 みっちゃん「人の親だからって何も特別なことじゃないんじゃないかなぁ。」 ナベちん「だいたいそこらじゅう見渡したらお父さんお母さんだらけだよ。」 楽ではないけれど、特別でもない。これ(子育て?)、、やっぱ犠牲とかとちょっと違うような、、、そんな気持ちになりつつあるダイキチ31歳の春。 ![]() そらそうだ、りんのこんな無邪気な笑顔が見られたらダイキチの不安な気持ちよりも楽しい気持ちが大きくなるのは間違いないwりんの歯抜け面かわええーwwダイキチの心配をよそに成長を続けるりん。本当の親子ではないけど、この絆は、湧き上がる感情は確かに親子。 子どもの成長する姿を見て、一緒に自分も成長する。それこそが子育ての本質なのかもしれませんね。これが出来ない、自分が成長できずに子どものままでいるのがDQN親になっていくわけですね、わかります。 これはもっと世の成人男性、女性や夫婦に読まれるべき傑作だと思いますヽ(´ー`)ノ 今回は3巻までのりん主体だった展開は控えめに、ダイキチたち親サイドの背景や家族の形をクローズアップした巻でした。 春子の別居騒動における母としてのあり方「我慢する、何も感じないようにする」という「図太さ」がいわゆる「おばさん」っぽさに繋がるのならそれは仕方ないし、それは母としての強さの変化として個人的には理解できますね。そんな苦労をかけないで養うことが出来るのは多くは無いでしょうが、それはまたそれで別の問題が生まれそう。苦労を知らない親が育てた子どもの成長が必ずしも良い方向に向くとは思えないし。 なんにせよ春子の「ずっと女の子でいたかったなぁ、、、」って言葉は胸に突き刺さるものでした。だれもが「おばさん」になんてなりたくないんだ!もちろん「おじさん」にもね!w 子どものインフルエンザの話もかなり働く女性の苦労を浮き彫りにしたエピソードでした。こんなにも世間は働く女性に、子育てに冷たいのか!と思ったけど、うちの職場も人数的にキツキツでやっているので、子どもがいるアルバイトが休むといい印象を持たなかったりするから強くはいえないな、、。 そして最後、大きなテーマでもあった「親」とは。 二谷さんの「子どもとの時間も自分の時間なので、、大事な、、。」には感動してしまった。自分の時間が持てる独身の自分には想像もつかない子どものいる生活、、不安にもなるけどこの言葉を知ったことで「子育て」の本質をわかった気がします。 ほとんどの人がお父さん、お母さんになる。だから子どもと一緒に過ごして、成長を見守り、一喜一憂していくことが「子育て」であって、親になるってことは何も特別ではない。そう思えるようになることが出来ない、いつまでも子どものままの親が今の世の中多いこと、、。 だからこそこの「うさぎドロップ」はもっと多くの成人男性・女性に読んでもらいたいのです。(大事なことだから3回書きましたよ^^) 今回はこういったダイキチたち親の視点からが多かったのですが、相変わらずりんの可愛さは異常。1巻のころの無口でおとなしかったころもある意味子どもらしさってのがあってよかったのですが、やっぱり生き生き笑っているりんのほうが数倍かわいいですな!ヽ(´ー`)ノ 宇仁田先生の描かれる漫画は二つしかまだ読んでませんが「うさぎドロップ」「よにんぐらし」ともに家族としての成長がテーマに書かれています。読んだあとのこのほっこりとした感情、子どもへの接し方、愛情、とても優しい気持ちになれるものばかりでオススメ。 短編集も買ってこなきゃなぁ~ >>ブログ内関連記事 ◇『うさぎドロップ』(宇仁田ゆみ) 1~3巻 レビュー 3巻までの何かを犠牲にすることが育児、という大吉の考え方が変化してきているのが今回よかったですね。 >>関連リンク ◇うさぎドロップは「親になるってなんだろう?」の描き方が上手すぎると思う(記事元:真業魔伝書庫様) ◇「うさぎドロップ」「よにんぐらし」で、“宇仁田愛”を堪能しよう(記事元:マンガがあればいーのだ。様) !!?ていうかこの4巻で第1部完、本誌では第2部で成長したりんたちが!!? ぐわー!!気になる!本誌フィールヤング自体見たことないけど!wちらっと立ち読みしに行こうかしら(←買えよ ◇ウニタコウボウ(宇仁田先生公式サイト) 第一部完ということで採点するならば 95点!!(100点満点中) とつけさせていただきますよ^^これからの、劇中でもかなりの年月を描いてくれるという期待も込めて、そしてもっと、特に結婚間近の男女に読んで貰いたい傑作だと思います。 -5点はりんの本当の母親「正子」がはっきりしなかった点くらい。でもこれも第2部があるなら描かれますよね。 ![]() ランキングに参加してます~。世のDQN親はこのマンガをみればいいと思います!という方はモルスァとクリックをお願いします~^^ FC2 Blog Ranking ![]() にほんブログ村 アニメブログ
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