
2008-12-04 Thu 18:06
![]() ![]() 「待て!待ってくれ!と言っている間に、皆川の描く漫画は疾走っていっちまうんだよなぁ。」(同期・藤田和日郎)※1巻帯より 「スプリガン」、「ARMS」、「D-LIVE!!」でおなじみのハードアクションの大御所「皆川亮二」先生の新作は美しい女性が主人公のこれまたアクションもの!思わず力が入ってしまうアクションシーンの連続にたぎりまくり!( ゚∀゚)o彡゚ サラリとレビュー~^^
■あらすじ
![]() 主人公・流崎麗華 あらゆる宝石の能力を引き出し、また宝石の意志を聞くことが出来る宝石使い(ジュエルマスター)で、特にダイヤモンドの使い手でもある。 100年の栄華を極めたという流崎グループの一人娘で、世界の宝石市場に混乱をもたらしている闇シンジケート『シャニ』により家は乗っ取られ、麗華のジュエルマスターとしての能力を育ててくれた父は失踪、残された財産はわずかな宝石とリムジンと執事の溝口のみ(´・ω・`) 父の行方を捜す彼女は、溝口を交渉人として、様々なダイヤモンドシンジケートから依頼を受け、『シャニ』に立ち向かう、、といったのがおおむねの内容。 ■ジュエルマスター ![]() 麗華の宝石の能力を引き出すというジュエルマスターとしての力が実に様々で面白い。 ダイヤモンドはギリシャ語で「アダマス」=「征服できない」というところからダイヤモンドを持つものをマインドコントロールしたり、ダイヤが埋まっている鉱床などではその力を使って相手の動きを封じたりできる。 エメラルドは視力を高め、「千里眼」の能力を得ることでき、アメジストはアルコールをどれだけ飲もうと酔わないといった能力を持つことができる。 こういった様々な宝石の能力を使って、麗華は時には闇シンジケートに、時にはテロリストに、時には麻薬組織相手に、様々な任務を達成していくわけです。 ■胸が空くほどの爽快な一撃! そんなジュエルマスターとしての能力を駆使して、悪党どもを追い詰めていくわけですが、ハードなアクションシーンは皆川先生ならではのスピード感、緊迫感溢れるものになっていてたぎりますが、なんといっても鉄拳制裁の言葉がピッタリの〆の一撃の爽快感が凄すぎる!ww ![]() ダイヤモンドを敷き詰めたカイザーナックルを装着する麗華さん( ゚∀゚)o彡゚ ![]() ![]() 見てよ!この渾身の力がこもった一撃の数々を!:(;゙゚'ω゚'): 痛えぇぇぇっww なんか見てるこっちまで顔を歪めたくなるような、でも胸の空くような爽快なお仕置きが一つの見所だと思います^^ 麗華さん、惚れるわぁ(;´Д`)ハァハァ ■今後の展開 1巻は割りと手探り状態で闇シンジケート「シャニ」の関わる組織や人を潰していくような展開ですが、2巻より話は動き始め、行方不明だった父の居場所や、世界中にいるジュエルマスターが続々登場してきて俄然盛り上がってきましたね! ![]() 「ラピスラズリ」のジュエルマスター・プタハ ![]() ![]() 「エメラルド」のジュエルマスター・エスメラルダ=ランジェ(こっちはエメラルドを敷き詰めたパンプスによる蹴りが主力攻撃w) そして「シャニ」No.1のジュエルマスター・ジェネラル=ジン!(※ネタバレの為画像は無しで) エスメラルダは今後、麗華と行動をともにしそうで、二人の性格の違いからくるかけあいなど面白いんで楽しみです^^ 皆川亮二先生の描かれている漫画はどれも設定的(今作でいうと「ジュエルマスター」)には少年漫画的なんですが、どっちかというとハードボイルドな雰囲気が強く、劇画調の画風もあり青年向けなものが多いように感じますw いろいろな能力を持ちつつも行動は自分の体で、攻撃は自らの拳で!というところがファンタジーアクションものなどと一線を画すところでしょうか。 悪党をこらしめるのに必殺技の名前なんて要らない、ただこの怒りの一撃を!! といった気迫がビリビリと伝わってきます。(ここらへん藤田先生と同じ匂いがするなぁ) 同期だという藤田和日郎先生と同じような熱さを持っているので、藤田先生ファンの方にもオススメですよ。そして何より、綺麗なおねいさんが鬼のような一撃で悪党をメフメフにしてくれる様が実に爽快なので、強い女の子が大好きな人に特にオススメです\(^O^)/ ![]() ![]() ちなみに同時に連載しているウルトラジャンプ掲載の『PEACE MAKER』も超オススメ! こちらは逆で男どもの渋さやかっこよさがガンマンという題材でこれでもかと描写されている快作。 いろんな銃を持つ個性豊かなガンマン達が己の命を懸けて1対1(じゃないときもあるけど)で向き合う緊張感とか痺れますわ( ゚∀゚)o彡゚ イブニング連載中(しかし不定期^^;)のADAMASは先日2巻まで発売されましたので、興味を持たれたら是非。さらっと読めて、熱くなれますよ\(^O^)/ >>関連 ◇皆川亮二先生公式ブログ
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この2作は講談社と集英社の雑誌連載ですね。
皆川さん、小学館専属なイメージがあったから、 「おおっ、サンデー系以外(それも青年誌)で皆川作品が!」 と喜んだ記憶が。しかも期待に違わず面白いのがまたステキ。
2008-12-04 Thu 18:53 | URL | m #szDWQ3pA[ 内容変更]
[面白いですよねー]
皆川先生の作品はどれも面白いですよねー。ARMSやスプリガンなどの壮大な話もいいですが、こういう明確なコンセプトとシンプルな面白さを持った作品も悪くないです。
キメシーンでの、カイザーナックルでの一撃は爽快ですよね^^ >mさん
ARMS、スプリガンといった作品は本誌で読んでたんですが、学生だったからお金なくて単行本集めてなかったんですよー。だからこそ今買い集めて読み直したい作品です。 どの雑誌でも自らの持ち味を生かしつつ、新規読者層を開拓していっているように見えます^^ >マロンさん
これまでの作品に比べて最初っから入りやすい感じはしましたねー。いや、多分主人公がお姉さんキャラだったからかもしれませんが(えー お仕置きが爽快すぎて、初めて見たときはなんかすっごい興奮しましたよw!(*゚∀゚)=3 私もこの2作品とも買ってますね~。
アダマスの方は雑誌でたまたま見て(髪の色とか現在のになった第二話)、ピースメーカーの方は本屋にあったのを見て衝動買い(ウルジャンもうずいぶん前に読むの止めてたので)。 スプリガンもARMSもD-LIVE!!も好きなので私には皆川先生の熱さは完全に合ってるみたいですね。
2008-12-06 Sat 13:56 | URL | kkrk #-[ 内容変更]
>kkrkさん
皆川先生の表情豊かで、人間臭さ溢れる会話とかいいですよねー。それでさらに描写やら展開も熱いんですから^^ 「ピースメーカー」とか週間誌で読みたいですよw |
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