
2008-12-10 Wed 08:09
![]() ![]() 『3月のライオン』がめっさ面白いです。 コマの隅々まで描き込まれた賑やかな吹きだし外のセリフ(猫たちまでもw)、味のある手描きの擬音(笑)、登場人物たちのわけアリな過去、そして将棋をよく知らなくても感じ取れる対局シーンの駆け引きの面白さ、、 しかしっ!それ以外で管理人はハマってしまった要因があります。それは、、、 『3月のライオン』をちょっと別な角度から、ある人物に焦点をあててレビュー^^
■嵐のように激しく
第1巻の第10話より。 ![]() Σ((゚д゚;))ゾクゾクゥッ!!! このシーンが出るまでたまにチラチラ顔を見せていた幸田家の長女・香子でしたが、零が幼き日を回想するシーンで初めてその人と也がわかったのですが、これは久々に最近の漫画にない感覚を呼び覚まされました。 本作の主人公・零が身内を失って亡き父の友人である棋士・幸田に引き取られることになる。将棋中心であった幸田家において彼(幸田)を愛するものは将棋が強いということで「居場所」を得ることが出来た。だけどそこに入ってきたよその子の零によって、将棋で負かされていった本当の子どもたちである香子と歩。 中でもこの香子の(将棋で)負けたから相手を張り倒すとか最近あまり見ないタイプのキャラクターにもうハマりましたw ![]() 幸田(父)に反省を促すように外に放り出されてもこの何者にも屈しないようような強さを見せる香子。13歳にしてカリスマさえ感じさせるこの立ち振る舞い。 もともと気性が激しかったのかもしれませんが、零を憎むその感情表現が一番見られたのがこの一コマ↓ 零に負け続け、これ以上はやっていけないと父に言われ、奨励会を、将棋をやめさせられる香子。 ![]() 血涙を流さんばかりに感情をむき出しにして悔しがる香子のその表情にまたy=ー( ゚д゚)・∵. ターンされましたw 負けたら相手を殴り倒す(まぁ零限定でしょうがw)、父親にも屈しない、しかし悔しがる姿を隠そうとしない、まさに嵐のように激しい性格です。 惜しむらくは、この香子の棋風というのも見てみたかった気がします。 ■鬼のように美しく、決してデレない香子 ![]() 第2巻第16話より。 21歳になった香子の零の家への突然の来訪。 子どものころからの面影もそのままにより一層美しく、不敵な表情をみせる香子。やべぇ、、(;´Д`)ハァハァ(←何が 家出をして一人暮らしをしている義弟の様子を心配して見に来たという香子。しかし零はあからさまに帰ってくれオーラを出して、いろいろ苦しい言い訳をするも、、 ![]() これは決してデレじゃないですよ?w なんか子どものころとちょっと印象が変わった? ![]() 香子「よかった、、、傷残らないですんで、、、。」 後藤という現在、香子が付き合っている男性に殴られたあとを見て安心する香子。 ちょっwな、、何!?このギャップ!?( ゚∀゚)o彡゚ 子どものころ散々零を張っ倒してた香子からなぜこんな言葉が!?w そんな「まともじゃない」という後藤との関係を「手を上げられたりしてない?」と逆に心配する零。なんかこの二人、、、ひょっとしてとんでもなく自分の感情に対して不器用なんじゃね?w ![]() 香子「手を?私に?まさか。でも もしそうなったとして・・・私が大人しく殴られていると思う?刺すわよ 寝てるとこ もう2度と起きれないくらいにね。」 ![]() 「ええ、好きよ。大好きよ。」 :. ; :・ ..゚ : ;y=ー:.` ;:・∵゚. バキューン \/| y |) やべぇ!やっぱ香子さん変わってない!たとえ好きな相手でも退かぬ、媚びぬ、かえりみぬ!(←? ツンデレはもう古い!これからはこれが流行る!「鬼女」ブーム絶対来る!いや「鬼女」はちょっと違うな、「鬼婦人」ブームはじまるな!(えー これでMチャクラを開眼した管理人であった(゚д゚) ふと思ったけど、こういうキャラってこれまでいたかなぁ。 パッと思いついたのは「羊のうた」の千砂。あっちも鬼のように美しくて、これでもかと他人に対して冷たかった。最期らへんは人としての優しさを一砂以外にも見せる様になったけどね。境遇はなんとなく似てる気がした。(こっちは実の姉弟だけど) ■今後の見所etc ![]() 零の対局のたび、姿を現しては相手の弱みを吹き込んでくる香子さん。 何気に「正月は帰ってこないの?」とか、本当に心配しているのかと思わせることを言っておいてこういうことを吹き込んでくるあたり、この鬼成分と姉成分としての絶妙なまでのバランスがもうたまらんです!! そして実はそんな香子の「ベッタリとはりつくような物言い、毒を含んだ言葉を聴いていたいと思う」零が今後、香子との関係をどう持っていくのか?ここらへんが凄い楽しみでなりません( ゚∀゚)o彡゚ むしろ実はこの漫画は零と香子のラブストーリーなんじゃなかろーか?w ![]() 零が家を出る前に香子さんが零を襲ったことがあるみたいなので、そこらへん丁寧に描いて欲しいですね!(←変態 これが後藤に殴られることになったきっかけなのかな?そしてその後にあかりさんたち一家と知り合ったみたい。 とまぁもう香子さんにメロメロな管理人ですが(← この『3月のライオン』は、もちろんそういうニッチなところにハァハァするような漫画ではなく、将棋の知識が無くても楽しめる素晴らしい将棋漫画です。 特に登場人物たちの濃さ、熱さ、面白さには羽海野先生ならでは。 ![]() ![]() 二階堂くんが熱すぎて(体感温度的な意味で)、零とのいいライバルっぷりも見れるし、 ![]() ![]() 川本家の長女、あかりさんの美人さ、プニプにしてそうな二の腕、腰周りのムッチリ感は最初断然あかり派でしたwちなみにそんなあかりさんは ぜひ二階堂くんと結ばれて欲しいなぁ~。 この他にもたくさんの人々が零に絡んできて、そのそれぞれに深いドラマが用意されていそうで、これからも楽しみですね^^ そんな感じで目が離せない『3月のライオン』、これまでにない新しい女性像を持つ香子さんに惚れるもよし、将棋漫画として対局の雰囲気を楽しむもよし、賑やかな家族と零の孤独の対比を見るもよし、と見所がいっぱいです!2巻まで発売中なので、興味をもたれたらぜひ手にとってみてください\(^O^)/ >>関連 ◇『3月のライオン』が描く3つの孤独(記事元:三軒茶屋 別館様) えーっ!?Σ (゚Д゚;)二階堂君にモデルの方がいて、この後の展開を考えるとこうなってしまうのは必然なんだろうか、、?( ´Д⊂ ◇ドS女子の説明書 「ツンデレの時代はもう終わった!」(記事元:アキバblog様) 香子さんは時代の最先端を行ってるな!(えー ![]() ランキングに参加してます~。 ![]() FC2 Blog Ranking ![]() にほんブログ村 アニメブログ
|
この作品も羽海野節が炸裂してますよね~
心象描写の実に見事な事。やはり捨てキャラ無し。 掲載誌が掲載誌げけに、雑誌では読みにくいと言っている人(女性)がいましたw 「3月のライオン」もノイタミナ枠(勿論JCスタッフ制作)と月9枠に、とフジテレビが狙っているかもしれませんね。
2008-12-10 Wed 21:14 | URL | m #szDWQ3pA[ 内容変更]
>mさん
「ハチクロ」をまだ読んでいないので、このにぎやかさには圧倒されましたw 掲載誌は確かに男性向けですからね~、でもコミックスは山積みですから興味をもたれたら購入される方も増えるでしょうね。 アニメ化はこれは期待してもいいかも。ノイタミナ向きですしね。 「ハチクロ」はぜひ読まないといけないな! 正直無理っぽい。虐待母親を連想しそう・・・
でも、アスカの猛々しさには不思議と神々しさを感じたわ・・・
2008-12-16 Tue 16:38 | URL | #-[ 内容変更]
>名無しさん
これはまぁ零にトラウマを植えつけているかもしれませんから虐待っぽいかもしれません。でもたまに見せる姉としての香子の顔がそれを忘れさせてくれます。そして零もまた惹かれているように見えるし(あくまで個人的に、ですが) アスカってそういえば最後までデレてなかったなwあれもよい鬼っぷりですな。 お初です。
先輩に「香子そうでもない」とか言われムキになって”香子”で色々検索してましたが結構人気ですね。安心しました 本編も凄いおもしろいんですが香子のために読むようになってきたんですが、あんまり熱く語ると変態って言われるんですよwwどうしてでしょう あと「(後藤が)大好き」って本音なんでしょうかね?どっちにも解釈できて掴みどころがないですね そこがいいんですけど
2009-01-21 Wed 20:56 | URL | 部外者 #-[ 内容変更]
> 部外者さん
コメントありがとうございます\(^O^)/ 一般的には川本家の三姉妹とか人気ありそうですが、香子には底知れない何かひきつけられるものがあるんですよね。 後藤への感情は読めませんね。何かの利益を互いに得るような表面的な付き合いにも感じますし、でも強引な後藤にも惹かれているようにも見えますし、、、香子姉のオーラにはやられっぱなしですw 決してビンタはられたいわけじゃありませんからねっ! [承認待ちコメント]
このコメントは管理者の承認待ちです
2015-03-26 Thu 21:46 | | #[ 内容変更]
|
|
||
管理者だけに閲覧 | ||
|
羽海野チカさんの最新作、「3月のライオン」がいま、面白いです。
「いまさら?」ってゆーな!零くんを描いたのが昨日なんだヨ!
でも... …
2009-01-12 Mon 02:18 あるアッタカサの日常
|