
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書く事で広告が消せます。 |

2009-01-22 Thu 00:12
![]() 音が聞こえない、世界が見えない、言葉が話せない。過酷な運命を背負う美少女・ヘレンがある日目覚めた力とは?少女の純真な心が起こした奇跡の物語。(帯より) 「フランケンふらん」の木々津先生の作品ということでちょっと身構えてしまったんですが(笑)、読後のなんともいえない優しい,、ほっこり気分を堪能できるハートフルストーリーの良作でした。 サクッとレビュー~^^
■3重苦の過酷な運命を背負う少女
![]() 今作の主人公『ヘレン・高原・ラ=グィード』 見ての通り彼女は盲導犬を連れていることから盲目であることも伺えます。 ![]() 彼女は5年前、家族旅行中の交通事故により両親と、そして自らの聴覚・視覚・声を失うという三重苦の過酷な運命を背負わされることになったのです。 ![]() 父親がわりとなっているのは、亡くなった父の弟であるオジサン。いろいろとヘレンのために治療方法を考えてくれるいい人。医者なのかな?(詳細不明) ![]() そしてヘレン最大のパートナーで盲導犬のヴィクター。 長年、パートナーとしてヘレンの傍らにいつもいたようで、なんとヘレンはこの犬のヴィクターと会話ができる不思議な力を持っているんです。 そんなヘレンがある力に目覚める日が訪れて、、 ![]() 夜、夢の中でヘレンに助けを呼ぶような声を聞き、その場所へヴィクターと共に向かうヘレン。 そこで待っていたのは ![]() とある病室で主人の傍らにたつ女性だった。 見えるはずのないヘレンの目にしっかりと映るこの女性の願いは 「私を殺してください。私は人の命を吸って生きている。私が生きているとご主人様は死ぬ。」 何を言っているのかわからないヘレンは無理だと断るけど女性はさらに続け ![]() 「あなたは親の命を食って生きているじゃないですか。事故を起こしたのはアナタ、、。運転の邪魔をしてわざと事故を招いた。アナタがやったんだ。親を殺すために、、、。」 動揺するヘレン。さらに 「アナタは自分の力の使い方を知らない。」といってその女性によってヘレンは本来持っていた不思議な力を目覚めさせられる! ![]() 女性がいうにはヘレンの持つ力は空を飛ぶことだって、その気になればこの世を破壊することだって出来るんだとか。 女性はそのままヘレンによって外の世界へ連れ出し、入院していた男性の末期の肺がんは無くなっていた。 そう、ヘレンは人ならざるもの(この第1話では「ガン(の病巣)」)を目にすることが出来る不思議な力があったのです。 ■ヘレンの不思議な日常 ![]() ヘレンがレイプ魔に襲われている!?Σ (゚Д゚;) いつも通っているハンディを持った子供たちの集まりに行く病院のエレベーターは行き先を指定しているにも関わらず、必ず4階で一度止まってしまう。帰る時の下降するエレベーターも止まり、気になって降りてみると、、、。 ![]() かつて魔王とまで呼ばれたドッグレースの名犬がドッグレースの会社がつぶれた今では野良となり、街の狂犬扱い。しかしそれには人に伝えられない理由があってヘレンは助けを求められる。 ![]() 自ら送った気球に乗せた手紙を追っていくうち、死んだはずの父親と再会したり。 ![]() 閉鎖される動物園にてすでに薬殺処分されたライオンと出会い、動物園で生まれ、死んでいったライオンを外の世界へ連れ出したり。 ![]() 自らが長年育てた花たちの中で花の妖精に出会ったり。 ともかくも不思議な日々ばかり。こういった人ならざるものたちに対して、ヘレンは不思議な力で接していき、一つの結末を毎回迎える1話完結型の読みきり風で読みやすいですね。 しかし、これらが後になって繋がってきそうな深みもストーリーには感じられるのでこれからも楽しみ。 ■自らの過酷な運命を全く感じさせないヘレンの強さと優しさ 三重苦の設定だけみたらもの凄くヘヴィで重い内容な印象を受けますが、ヘレンの表情はいつも笑顔。 ![]() 無くしたモノ(視覚・聴覚・声)を埋め合わせるように持ち得た見えざるものを見る力により、ヘレンは日々を純粋に楽しんで生きている。死んだ父親と出会うエピソードにおいて「おまえは幸せか?」という問いにも不自由な身でありながらも迷い無く「幸せ」と答えるあたり、彼女自身の強さを知ることが出来て読んでいて、少々の逆境にも立ち向かわなければと自らも奮いたちます^^ ![]() ![]() 1巻の後半では高校に編入され、いわゆる健常者とのふれあいも広がり、さらにヘレンは明るくなっていきます。何事も純粋に前向きに生きるヘレンは人気ものに。 本人は真っ暗闇の世界で生きているのに、これほどまでそれを感じさせないハンディキャップを持った「幸せな」主人公はなかなかいないと思いますね~。 そういえば盲目の人物って漫画じゃ目の光、ハイライト類は描きこまないことが多いのですが、ヘレンは普通に描き込まれてますよね。これも作品の明るさの要因のひとつかな? でもこういったハートフルで心暖まるお話ばかりかというとそうでもなく、1話であったへレンがどうして「両親を殺した」のか?その理由は?といったまさに真っ暗闇な謎もあったりと今後のそこらへんの展開にも期待の作品です\(^O^)/ ■-巻末おまけー ![]() ふらんちゃんキタ━━━ヽ(゚∀゚)ノ━━━ !!! ていうかヘレン逃げてぇーーー!!!:(;゙゚'ω゚'): ていうかふらんちゃんにかかれば、この3重苦もあっさり解決じゃね?w ![]() ∧∧ ヽ(・ω・)/ ズコー \(.\ ノ 、ハ,,、  ̄ ヘレン、それお願いのしどころ間違ってるwww 何気に嬉し面白なクロスオーバーでした^^ それにしても、、、 ![]() ![]() こんな漫画(『フランケンふらん』)描いている同じ漫画家さんとは思えないハートフルストーリー漫画だなwいや、ある意味「フランケンふらん」も十分ハートフル(心臓に悪いという意味で)だけどねw(芋虫女の子の話とかさっ!(←嘘付け 実は生きてないともったいない!というふらんちゃんの信念が「ヘレンesp」の根底にも流れているのか?(違います >>関連 ■肉体は所詮物質なのか?「フランケン・ふらん」が描く身体。(記事元:たまごまごごはん様) 木々津先生のもう一つの連載作品。こちらはいろんな意味で逝っちゃってて「ヘレンesp」とは180度違った方向で面白いのでオヌヌメ。 ![]() ランキングに参加してます~。木々津先生はほんまえぐい設定考えるの好きだわな~とオモタ方はモルスァとクリックをお願いします~^^ FC2 Blog Ranking ![]() にほんブログ村 アニメブログ
|
ヘレンesp面白いですよね。最近読んではまりました。
2010-07-25 Sun 20:47 | URL | 右京 #-[ 内容変更]
>右京さん
古い記事にコメントありがとうございます\(^O^)/ 先日完結して、最終巻が8月に出るみたいなんで楽しみですね! ヘレンを見てるととても癒されます。 |
|
||
管理者だけに閲覧 | ||
|
|